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こちらでは、皆様の大切な目の構造をイラストで分かりやすくご説明しております。
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イラストで分かる「目の構造」
眼球の構造は非常に複雑で、さまざまな部位における病気が発生いたします。以下のイラストで、主な部位の説明と関連病名をご紹介しております。
- 角膜
- 眼球前部中央の約1/4を占める透明な無血管で、厚さ約0.5〜0.7mm、直径約11〜12mmのわずかに楕円の形状をしています。
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- 関連病名
- 角膜びらん、角膜炎、角膜異物、コンタクトレンズによる角膜上皮障害、円錐角膜
- 虹彩
- 角膜の後方にある円盤状の膜で、その中央部には円形の空間があり、これを瞳孔といいます。虹彩には瞳孔を大きくするために放射線状に走る瞳孔散大筋と、瞳孔を小さくするために輪状に走る瞳孔括約筋とが存在します。
虹彩はこの2つの筋で、外界が明るいときには瞳孔を小さく、外界が暗い時には瞳孔を大きくし、常に網膜に達する光線の量を加減する働きがあります。
- 水晶体
- 虹彩のすぐうしろにある凸レンズ状の透明体であり、直径は約10mm位で前後径は約4mmです。水晶体はうすい水晶体嚢と、それにつつまれた水晶体質とからできています。水晶体は瞳孔から入った光を屈折させ、網膜に結像させ、いろいろな距離にピントを合わす働きがあります。
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- 関連病名
- 白内障 ※白内障についての詳しい手術の説明はこちらをご覧ください。
- 硝子体
- 眼球内容の大部分を占め、水晶体の後部にあって網膜に接しています。硝子体と水晶体は、角膜と同様に無血管組織です。また、硝子体は眼球の形を保って外力による変形に抵抗するとともに、透明で網膜まで光線を通過させる働きがあります。
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- 関連病名
- 飛蚊症、硝子体出血、硝子体剥離
- 網膜
- 眼球壁の最内層を形成する厚さ約0.5mmの薄い膜でカメラのフィルム感光面に当たるもので眼底検査によって見ることができます。
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- 関連病名
- 網膜剥離
- 結膜
- 角膜を除く眼球の表面と眼瞼の裏面をおおっているうすい膜で、その部位によって眼球結膜と眼瞼結膜と名称がついています。
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- 関連病名
- アレルギー性結膜炎、結膜炎
- 眼瞼
- 上眼瞼と下眼瞼とからなり、一般的にはまぶたと呼ばれています。
眼球を保護することと、まばたきによって角膜をうるおすことが、主な働きです。 -
- 関連病名
- 麦粒腫、霰粒腫